実機について |
"思い出せ 走る喜びを"2015年、バンダイナムコエンターテインメントから登場。 同社が開発したドームスクリーン筐体「pod」をベースとした、3Dグラフィックドライブシミュレーター。 この筐体は2015年東京モーターショーを皮切りに、同社の期間限定イベント「VR ZONE-project i can-(2016年4月15日〜10月10日)」でも公開された、 バーチャルリアリティ(VR)の研究用筐体の一つである。(同施設での設置は7月15日まで。)
登場する車は全て、国内有名メーカーから市販されているスポーツカーである。
プレイヤーデータを登録したスマートフォンと専用サイトと連動させると、プレイで貯めた"ゴールド"を消費して、
常設レースイベントとして、以下の2種類が用意されている。
7月29日から10月末日まで期間限定で移設されていた、神奈川県川崎市のゲームセンター「namcoラゾーナ川崎」では、
【関連項目】
【参考資料】
バンダイナムコエンターテインメント「VR ZONE-project i can-」公式サイト
バンダイナムコエンターテインメント「リアルドライブ」公式サイト |
戯言 |
ナムコが中村製作所を名乗っていた頃、1969年に登場した同社初のドライブゲーム「グランプリ」。 そして第二弾の「レーサー(1970年)」が登場。 その後、「フォーミュラX(1973年)」「ポールポジション(1982年)」 「ウイニングラン(1988年)」「リッジレーサー(1993年)」「マキシマムヒート(2011年)」… 現在に至るまで様々なドライブゲームが登場しました。 45年以上に及ぶドライブゲームとバーチャルリアリティ(VR)への拘りは、今回の「リアルドライブ」に結実したと言っても過言では無いと思います。 これまでの同社のドライブゲーム筐体ミニチュアと合わせてご覧になって、その進化の歴史を感じ取っていただければ幸いです。 記念すべき、当展示サイト開設200機種目達成作品です。 当展示サイトが解説された頃から「O.R.B.S.」か「P.O.D.」を制作しようかと、メインパーツであるドームスクリーンに使える材料を探しに、 家族との買い物ついでにハンズやらロフトやらウロウロしてたんですが、なかなか良い物が見つからず… 諦めてこの部分だけプラ板のヒートプレスか、ペーパークラフトにしようかとも考えましたが、 意外にも近所のホームセンターで、ピッタリな材料を発見しました(笑) 「O.R.B.S.」や「P.O.D.」は、フロント部分等はヒートプレスで制作しないと造形的に厳しい部分がありますが、 「リアルドライブ」はドームスクリーン以外は至って普通の箱なので、気軽に制作出来ました。 何より、東京・お台場で行われているイベント「VR ZONE-project i can-」が、ニュースとして大きく扱われたおかげで、 資料が豊富に手に入ったのも、制作に弾みが付きました。 もう一つの悩みは、作品の目玉であるドームスクリーンに投影される画像の再現でしたが、 一応、実機の画像も公式サイトから拝借して試作してみたものの、あまりしっくりこなかったので、 思い切って、ほぼ同格のグラフィックである同社のスマホアプリ「ドリフトスピリッツ」から、無難な画像を拝借・加工して使用しています。 少し変形させた画像に切れ込みを入れて、スクリーンの内側に貼り付けると、意外にも違和感無くフィットしました。 車室やインパネの再現は手描きだと汚くなるので、あえてこのままにしています。
この筐体ミニチュア制作後、ツイッターに公開してみると何と、VR ZONEの総合プロデューサー"コヤ所長"や"タミヤ室長"、 |
2016年9月3日… この筐体ミニチュアを制作した後、お盆前に奇跡的に予約の取れた「VR ZONE-project i can-」体験の前に、 改めて実機をプレイするため、この日の午前中に神奈川県川崎市にあるショッピングモール「ラゾーナ川崎」に訪れました。 この施設内にナムコが運営するアミューズメント施設「namcoラゾーナ川崎」があります。
リング状の変わった構造の建物だなぁ…と思いながら、 |
|
漸く出会えた「リアルドライブ」筐体!! 開店直後なので誰も居らず、リアルドライブの受付コーナーも無人… ついでに足早に筐体周辺を観察すると、改めて筐体ミニチュアとの相違点が浮き彫りに…(苦笑) 店員さん達はプライズ系ゲームコーナー付近の模様替え(?)で忙しそうにしてましたが、 邪魔にならぬように声を掛けると、女性の店員さんが案内してくれました(笑) 初プレイであることを告げると、非常に丁寧にゲームルールを説明していただけました。 時間の関係もあって、自分のバナパスポートは登録せずに、 予め、車のデータが入ったレンタルカードを借りて、100円玉を5枚投入してプレイ開始。 取り敢えず、同社の「リッジレーサーフルスケール」繋がりで、マツダ・ロードスターを選択。 |
|
鈴鹿サーキットの風景。 画像がボヤけ気味なのは、ドームスクリーンの宿命のような物で仕方ないですが、 包み込まれるような感覚は、この筐体で無ければ味わえないでしょうねぇ。 シート後部に仕組まれた油圧シリンダーによって、車の挙動に合わせてガシガシ動きます。 元々3D酔いし易い体質なので、事前に乗り物酔い薬を飲んで挑んだんですが、ちょっと派手に動き過ぎなような… 一応、普通免許保持者(MT)ですが、思う様に車の挙動が安定させられず、筐体内に響き渡るスキール音… |
|
ロードスター、オレの技量では抑え切れない暴れ馬っぷりでしたが、 CPUが甘やかしてくれたお蔭か、2位になりました(笑)
ココまで約15分。500円が安く感じる程に長く遊べるドライブゲームでした。
現在9種類あるVRアクティビティ筐体の中では、これが一番実用化が近いかな…? |